軽くネタバレ含むかもしれないのでご注意ください!
あと宮咲の語彙は常に壊滅している
*プライベート・ライアン
よかった…。ちょっと(私の中の)世界が広がった。
第二次世界大戦のノルマンディー上陸参戦と、「ライアン」という名前の兵士を救出する部隊のお話です。
冒頭のオマハビーチ上陸のシーンは衝撃的でした。実際の戦場はもちろん見たことがないんですが、恐ろしいくらいにリアルで…。人間はこんなに瞬間的に死ねるのかと思いました。ついさっきまで隣にいた人間が一瞬で死んでいる、無数の死体が横たわる浜辺、叫び声、銃声、血で赤くなった海…
そもそもライアンが生きているのか死んでいるのか、どこで何をしているのか手がかりも少ない中、部隊の兵士の命を懸けてまでライアンを救う必要があるのか?ライアンに救う価値はあるのか? 私も疑問に思いました。
途中ティーガーが出てくるんですが、これT-34を改造したんですって… 本当にティーガーっぽくてびっくりしました。
あとP-51がすっごくかっこよくて惚れました。
この映画はカメラワークが良かったです!手振れが臨場感あって…。
腕のいい狙撃手さんが熱心なキリスト教信者さんで、撃つ時にお祈りの言葉を唱えていたのが個人的にぐっときました。
*ライフ・イズ・ビューティフル
すごく感動した…今後も思い出したら見ると思うしいろんな人に薦めたい…
ユダヤ系イタリア人の男性が主人公で、駆け落ち同然で結婚した女性と、二人の間に生まれた男の子… 夫婦と子どもがどうホロコーストで過ごしたのか みたいなお話です。
以前兵器擬人化関係ないフォロワーさんが良かったと仰ってて、戦車も出てくるみたいで気になって、その時にまあ見ることないだろうと思ってネタバレを読んでしまったんですが、それをはるかに上回る面白さでした。
前半は主人公グイドと後に妻となるドーラの、どたばただけどロマンティックなコメディで、伏線…というのか、ネタが次々に回収されていくさまがとっても楽しかったです。よく思いつくなあ…。
後半は部隊がホロコーストになり、不穏な空気も流れますが、一貫してコメディなのは変わらず。扱えば重くならざるを得ない題材にここまで笑いを含ませられるとは驚きです。
そして家族を思うグイドがとても良かった…。放送で自分と息子ジョズエの声を聞かせるシーンでぼろぼろ泣いてしまいました。グイドの一途な愛が素敵でした。「昨日も君の夢を見たよ」ってともすれば気取ってるけど離れ離れになってしまったあのシーンでは本当に泣けて泣けて…。
シャーマンのご褒美も良かったな…。
思い出すだけで泣きそうになります。また見る。
今日知ったんですが、プライベートライアンのトム・ハンクスと、ライフイズビューティフルのロベルト・ベニーニって、同じ年のアカデミー賞で主演男優賞を争ったんですね!?
何も知らずに借りてきたとはいえびっくりしました。
*ショーシャンクの空に
言わずと知れた名作なので今更私が何か言う必要はないですが…!ラストの解放感が素晴らしかったです…。
無実の罪で終身刑を言い渡されショーシャンク刑務所に入れられた元銀行員と、刑務所での仲間たちとのお話です。
刑務所に入って何年も何十年も同じような仕事をしていれば、希望なんて持つことは無駄だと感じるようになると思うんですが、主人公のアンディは希望を決して捨てなかったところがすごいなと思いました。それも、刑務所に入った最初のうちならともかく、何年も何十年も。
アンディが地道な努力で刑務所(と、刑務所内の人間)を変えていくさまはただただすごいなと…。
賢くて忍耐強くて決してあきらめない精神力がただ者じゃなかったです。
実は映像を集中して見ることがなぜかちょっと苦手で、映画もほとんど見ないんですが、こういう素敵な作品からインスピレーション受けられたらいいなあと思って気が向いた時にちょっとずつ見たいです。オススメあったらぜひ教えて下さい ホラーとか以外だったらたぶん大丈夫